防音室

防音室工事をする前にまずすべきこと(賃貸?購入? 管理人の実例を紹介)

 我が家では、自宅で楽器演奏やDTMによる制作を自由にやりたいと検討した結果、中古マンション購入でリノベーションで防音室を作りました。


 これに至るまでにいろんなことを検討や調査などをしてきましたので実体験を踏まえてまとめてみました。


 物件を購入して防音室工事をするという結論に至るまでに検討したことや実体験を元にまとめましたので、参考してください。



防音の要件の整理

どれくらい防音したいのか?を管理人が最初に考えた要件5つを例にあげてみます。


防音の要件>
1 実家からグランドピアノ持ってきて弾きたい

2 エレキギター・ベースをアンプを使って弾きたい

3 モニターからしっかり音を出せるDTM環境で制作したい



<住宅の要件>
4 家族で暮らすためそこそこ大きな家が欲しい

5 家族が都心近郊で勤務する必要があるため通勤に負担がかからない(通勤時間が長いと防音室を使える時間が短くなるだけでなく、通勤疲れによる防音室を使う時間の質が悪くなる)。





これでまず賃貸でないかなぁ・・・なんて考えて探し始めましたが、これでは要件整理が甘いです。
というのもお金が沢山あって住む場所もリモートワークなんでどこでもよくてというわけにはいかないためもっと具体的にしないと見つかりません。




また見つからない時にどこを妥協すべきなのかがわからないのです。
そこで更に要件を深掘りしてみます。




<防音の要件(少し深掘り)>
1 実家からグランドピアノ持ってきて弾きたい

→ ・ピアノはヤマハのC1

  ・生ピアノは必須、何としてでも弾ける環境が欲しい


2 エレキギター・ベースをアンプを使って弾きたい

→  ・すぐにアンプで弾けるようにアンプの常設と数本楽器を置いておきたい。

  ・アンプを使って弾きたいが、深夜まで爆音で弾きたいという防音までは不要。



3 モニターからしっかり音を出せるDTM環境で制作したい

→ ・デスクトップパソコンとモニタースピーカーとオーディオインターフェイスが常設したい。

  ・爆音まではいかなくともそこそこ大きな音をモニタースピーカーで出せるようにしたい。

  ・常設まではいかなくともピアノやギターなど自宅録音ができるようなマイクを設置できるようにしたい。

  


<住宅の要件(少し深掘り)>
4 家族で暮らすためそこそこ大きな家が欲しい

→ 50〜60㎡くらいの大きさは最低限欲しい(寝室、防音室、LDKを考えると2LDKくらいの間取りか?)。




5 家族が都心近郊で勤務する必要があるため通勤に負担がかからない(通勤時間が長いと防音室を使える時間が短くなるだけでなく、通勤疲れによる防音室を使う時間の質が悪くなる)。

→ 通勤することが多い場所からは30分くらいで行けるようにしたい(少し遠くなる場合は電車一本で行ける、始発電車があるなど)





というように少し具体的になってきました。



これに加えて家族の誰がどの曜日の何時にどういう用途で防音室を使いたいか、を考えると更によいと思いますが理想が高すぎても楽しくなくなってしまうので、ここまで考えてあとは物件探して、要件あわなければ、要件の優先度合いを決めていけばよいと思います。



こんな説明をしている管理人も、深掘りせず最初からなんとなくの要件で次で紹介する賃貸でなんとかいい物件見つからないかなぁ・・・と検索にとりかかりました。




本格的な防音賃貸マンションを検討する

管理人も最初「ミュージション」という物件が登場したときにいつかこういう住居に住みたい、と憧れました。

建物から防音設計されているマンションで楽器にもよりますが夜中でも結構な音量を出せ、ドラムを深夜に爆音で叩きたいとか特殊な要件でなければほぼ要件は満たされ自由度の高い防音環境が手に入ります


ただ、条件がかなり厳しく、エリアが限られていることや、人気物件はすぐに埋まってしまうこと、ファミリー向けがあまりないこと、そして金額がそれなりに高くなってしまうというのがネックです。


条件が厳しいので条件の合う合わないはすぐ見分けがつくのでまずこちらを調べてみるのがよいと思います。


代表するマンションはこの3つだと思います。

<本格的な防音賃貸マンション>


ミュージション
https://www.musision.jp


ラシクラス
http://rasiclas.com


サウンドプルーフ
https://www.soundproof.jp





条件が合えば是非体感してみるとよいかと思います・・・と言いつつ管理人は条件が合わずでした(ファミリー向け物件で予算が見合うものがなかったため)。



楽器可、防音賃貸を探す 

防音関係の賃貸ウェブサイトをまとめてみました(管理人が都心周辺で活動しているため都心周辺を前提としています)。

最初に紹介した本格的な防音賃貸事例だとなかなか要件に合わない、という方が多いと思いますので、楽器可も含まれた物件を紹介しているウェブサイトのまとめです。


まずは条件に合う物件がどれくらいあって相場観を得るのがよいと思います。


個人的には一番最初に紹介している音楽賃貸ネットはよくチェックしていました。フェイスブックでフォロー(いいね)しておく登録しておくと更新ががチェックできるのでとてもよいです。

管理人が使用していた時から、現在更にページが見やすくなっており、他のウェブサイトも紹介していますが、音楽賃貸ネットさんのみでも十分かなというくらいオススメしたいです。



<楽器可、防音賃貸専門ウェブサイト>


音楽賃貸ネット(店舗:池袋)
https://ongaku-chintai.net (ウェブサイト)
https://www.facebook.com/ongakuchintai/ (フェイスブック)



ルームカフェ(店舗:渋谷、下北沢)
https://www.room-cafe-shibuya.com



防音賃貸.com
https://www.bouonchintai.com



オトノイエ
https://www.otonoie.net/detail/index.html


それでも見つからない場合は・・・ 

ここまで探して見つからないという方は結構いるかと思います。


そこで、管理人が実践した住宅購入で防音室を作る、ということも検討に入ってくるのですが、もう一つ考えておいて欲しいのが、音楽スタジオにすぐ行ける環境に住むということです。


管理人は実家からグランドピアノを持ってくるという要件が優先順位がとても高かったためなしでしたが、弾きたいと思った時に近くのスタジオが比較的予約がとりやすく、やりたい音楽活動を実現できるのであれば一番よいのかもしれません。



まとめ 

要件を整理、これが本当に大事です。理想の物件が見つかったときに


「決断」できます。


この決断のために要件を整理しているのです。

防音物件が見つかった時に決断できずに逃す、というのはもったいないですし、ただでさえ見つかりにくいので決断できる人が理想の環境を手に入れられます。


一方、現実を知らなすぎる状態で要件を整理しすぎても意味のない整理になってしまいがちですので、


要件整理 → 検索 → 要件整理 → 検索 ・・・を繰り返しながら実際に業者に接触するというのが一番良いです。


息抜きに、ここならと思うけど金額的に無理な本格的な防音賃貸マンションなど物件を見に行ったりするのもよいと思います。


何がなんでも物件購入だけでなく、最後に紹介したレンタルスタジオの近くに住むという結論もありです。


管理人はここまでやってやっぱり住宅を購入して防音室が欲しい、という結論に至りました。
本当はローンなんて組みたくなかったですし、賃貸で済むなら賃貸が良かったです。



それでも購入に至った理由については、別の投稿にて紹介していきたいと思います。



良い結論を導き出して、決断すべき時に決断できるようになるきっかけとなれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。




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